不動産投資ローンの金利相場はどれくらい?変動と固定はどちらがいいの?

あなたはお金が借りられる人ですか?

不動産投資、大家業を行う上で、切り離せない存在が融資です。
お金を借りるためには、レンタル料である金利も含めて、滞りなく返していけるか?という点を金融機関は審査しています。

購入を検討している物件から手に入る賃料収入で返済が行えるのか、という点と合わせて見られること。
それが、属性と言われる、あなたの収入や資産状況です。

不動産投資、大家業では、賃借人さんが入れ替わり、空室になるタイミングが、どこかで訪れます。

その時に、「家賃を受け取れないから返済ができない。」という事態に陥らないように、金融機関は、あなたの属性も審査基準にしているのです。

なので、融資を受ける前には、物件の良し悪しと合わせて、あなたが融資を受けられる人なのかどうか、も確認しておく必要があるのです。

誰から買うか、で金利も変わる!

融資を受けられる人で、金融機関の審査の土俵にあがれた後は、どこの金融機関から借りるかを考える必要があります。
大手の銀行、地方銀行、信用金庫など、様々な金融機関があなたの住まいの近くにあると思います。

自分で事業計画を作り、金融機関に相談に行くという方法もありますが、もしあなたがこれから始めるのであれば、最初は、不動産会社さんが紹介してくれる金融機関を利用するのが良いと私は感じています。

私自身経験があるのですが、同じ物件に対して、自分で審査を申し込んだら金利は3.9%という回答だったのに、A社を通じて申し込みをしたら金利は1.9%で良いという回答を得たことがあります。

不動産会社と金融機関の信頼関係があるだけで、こうも違いがあるのか、とその時に感じました。

2024年1月現在、不動産会社が信頼を得られている金融機関であれば、1%台後半~2%くらいの優遇された金利で借りられる可能性が高いです。

物件選びもそうですが、融資に関しても、どこの会社を通じて借りるか、誰に金融機関を紹介してもらうか、は大切になってきます。

金利上昇に備える気持ちを忘れずに!

不動産投資、大家業のローンは、一部の例外を除いて、変動金利が基本です。
そのため、短期金利の動向を見ておくことが大切です。

「2024年中には、ゼロ金利政策が解除されるのではないか?」と予想している方も多いです。

そうなると、大幅にとまではいきませんが、不動産投資のローンの金利も上がる可能性があります。
金利の上昇に備える方法としては、繰上返済があります。

返済額軽減型の繰上返済を行うことで、毎月の返済金額を抑えることができ、キャッシュフローが悪くなることを防ぐことにもつながります。

不動産投資は、投資という言葉がついていますが、賃貸経営という事業の側面があります。
金利の動向を見て、返済に窮しないように繰上返済を行うことも、大切な事業判断の1つです。

ローンとうまく付き合いながら、不動産投資、大家業という賃貸経営を、楽しさ感じながら取り組んで頂きたいです。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

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