老後の単身世帯の生活費は・・・
今後増えると予想されている単身世帯。お金の不安や悩みは年齢に関係なく誰にでもあります。
あなたが、どのようなライフスタイルを送りたいかによって、必要な生活費は変わってきます。
なので、どんな老後を送りたいかをイメージして想像を膨らませてみるのが、一番の近道です。
とは言え、イメージしきれないのが未来です。
そこで、参考として、総務省が発表している家計調査を例にあげると、高齢者の1人暮らしの場合、1ヶ月の生活費は平均約16~17万円と言われています。
最初はこの金額をベースに考えてみるのが良いかもしれません。
年金はいくらもらえるの?
生活費のことを考えたら、次にすることは、収入の見込を考えることです。
老後のお金の不安を安心に変えるためにも、年金の見込額を確認しましょう。
会社にお勤めで、厚生年金に加入しているのか?
自営業を営んでいて、国民年金に加入しているのか?
など、あなたの状況によって、将来受け取れる年金の見込金額も変わります。
年金の見込額を把握するために、まずは「ねんきん定期便」を確認してみましょう。
あなたの誕生日月に、毎年届きます。
その他、「ねんきんネット」に登録をして、ネットで確認や見込額の試算をすることができます。
ネットで確認するのが面倒で良く分からなければ、お近くの年金事務所へ足を運んでみるのも良いです。
老後のお金というと、支出のことばかりを考えて不安な気持ちになる方がいらっしゃいますが、国からの年金という収入があることにも目を向けることで、不安な気持ちも少しは和らぐのではないでしょうか?
いくら貯めるかは、「収入-支出」次第!
生活費などの支出をイメージする。年金の受け取り見込み額を確認する。
この2つを行い、「収入-支出」がプラスであれば、極論、預貯金などを老後に備えて貯める必要がありません。
年金だけで生きていけるからです。
「収入-支出」がマイナスだった場合は、預貯金を貯める、資産運用を行うなどで、備える必要があります。
例えば、年金の見込額が月に10万円。支出の見込額が月に15万円であれば、「10万円-15万円」で「マイナス5万円」
1年にすると、マイナス60万円となります。
老後を30年と考えるとすると、60万円×30年=1,800万円が不足する見込みとなるので、この金額を目指して、資産運用を行っていくのです!
あるいは、例えば賃料収入で月に不足する5万円が入ってくるような仕組みを現役時代に作れれば、年金+不動産収入で支出をまかなうことができ、老後のお金の不安も安心に変わります。
老後へのお金の備え方は、金額も含めて、あなた次第です。
あなたにあったやり方を見つけ、金額を把握して、不安を安心に変えられるように備えていきましょう!
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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント