【2026年版】物価高に負けない資産管理術|お金の知識ゼロでも始められる対策

ここ数年は、身近でモノやサービスの値上がりをひしひしと感じますね。

長らく低金利、デフレ時代だった日本にも、インフレ、物価高の波が押し寄せています。
インフレ、物価高に負けない家計、資産管理が求められる時代になりました。

そんな時代に負けない資産管理術、対策を今回は考えていきたいと思います。

物価高でお金はどれだけ目減りしているか

モノやサービス価格の値上がりを実感されているとは思いますが、2026年4月現在、どのくらい上がっているのでしょうか?

おおよそですが、前年と比べて、2~3%前後、物価高が進んでいます。

それほどでもない、と感じられたなら、気をつけて下さい。

もし3%の物価上昇が、5年続いたらどうなるでしょうか?

仮に今1,000円のモノがあったとした場合、翌年は3%アップの1,030円です。

その次の年は、1,030円から3%上がるので、1,061円。

これを5年続けると、今1,000円のモノは、5年後には約1,160円になります。

今、手元に持っている1,000円をそのまま持ち続けていたら、今は買えるモノも手が届かなくなってしまう。
これが、お金の価値が目減りしていることを表す一例だと捉えて下さい。

「貯金だけ」では資産が減る理由

先ほど、物価高、インフレでお金が目減りする意味を、例として示しましたが、もう一歩踏み込んでお伝えすると、「物価の上昇率以上にお金の価値を保たないと手元のお金、資産は目減りしてしまう」ということです。

日本では、金融資産の内、約50%が預貯金に置かれているという現状があります。

投資や資産運用に怖さを感じたり、取り組む意味を見出せない方の資金が預貯金に置かれたままの状態だと私は考えていますが、お金の置き場を変えないと、物価高で目減りすることになります。

金利、利息がほとんど付かなかった状況からは変わり、預貯金にお金を置いておいても、数年前と比べれば、受け取れる利息の金額も増えました。

とはいえ、預貯金の金利は、まだ1%前後という金融機関が多いのが実態です。

前節で伝えた1,000円を例に出すと、預貯金に金利1%で預けた場合、税金を加味しなかったとして、1年後には1,010円、5年後でも1,051円にしか増えません。

つまり、インフレ、物価の上昇率を金利が下回っているので、お金の価値、資産が実質的には減っているのです。

インフレ、物価高の局面にあっては、預貯金にお金を置いておくだけでは資産が減ることの意味、お分かり頂けましたでしょうか?

お金の知識ゼロでも始められる3つの対策

インフレ、物価高の状況でお金の価値が目減りしていく中、どんな対策をすれば良いのか?3つに分けて、お伝えしたいと思います。

①家計の見直し

支出を削ることには限界がありますが、例えば、携帯料金が高いとか生命保険に加入しすぎて保険料が負担になっているという状態の方もいらっしゃるかと思います。

物価高で支出がかさむ時期だからこそ、毎月固定でかかる支出を見直して、家計をスリムにするというのは、最初に取り組みやすいのではないか、と思います。

②収入を増やす

会社にお勤めの方の場合、なかなかご自身の想いだけで増やせるものではないですが、国としても賃上げが推奨されています。

その流れで、勤務先の給与アップや賞与の増額を期待して、日々の業務に取り組む、という方法。
あるいは、勤務先が認めてくれるなら、本業に支障が生じない範囲で、副業を始める

収入源が増えれば、物価高を上回る金額を手にできる確率が高くなる、という意味合いです。

③資産運用を始める

お金の知識がないからできない、と感じられるかもしれませんが、これからの時代、ある程度は、お金にも働いてもらう、という仕組みを作ることが求められてくる、と私は感じています。

税金を徴収したい国が、税金を優遇するイデコやNISAという制度を設けてくれているという点にも、そのことが現れていると私は感じています。

とはいえ、いきなりはハードルが高いと思うので、最初は少額からでも構いません。

証券会社に口座を開き、NISA口座も開設して、預貯金から一部を移しながら、投資信託のつみたてを始めてみるのが、良い選択かと思います。

支出を削る、収入を増やす、資産運用をする。

物価高に負けないためにも、この3つの対策、無理なくできそうなことから、取り組んでみて下さい。

物価高対策でやってはいけないこと

前節で3つの対策をお伝えしましたが、インフレ、物価高にある時に、やってはいけないことがあります。
それは、お金を固定金利で運用すること、です。

投資信託のつみたてから始めることが良いと思うと先ほどお伝えしましたが、資産運用に不慣れな方だと、価格の値動きがあり、損をするかもしれない投資には、二の足を踏まれる可能性もあると思います。

そんな時に選びがちな一例に個人向け国債があります。

預貯金よりは金利が良く、貸出先が日本という国なので、元本が戻ってこない可能性は限りなく低い、安心感の高い、お金の置き場の1つです。

個人向け国債には3種類ありますが、10年ものは変動金利、3年と5年は固定金利です。

2026年4月の募集内容を見ると、10年は変動で1.55%、5年は固定で1.79%。

一見すると、5年の国債の方が、金利も高く、有利に感じられるかもしれません。

ただ、インフレ、物価高にある状況では、金利も上昇傾向を示していきます。

5年であっても金利を固定させるより、10年で変動金利を選んだ方が、世の中の金利上昇に合わせて、受け取れる利息も増えることを意味しています。

結果、今は5年の方が高くても、近い将来に10年の変動金利が上回る可能性は充分に起こりえるという意味合いです。

なので、資産運用を、リスクを抑えて始めたい場合において、インフレ、物価高の状況においては、固定金利の商品を選ぶことは避けるようにして下さい。

物価高に家計が負けないためにも、です。

コツコツ長期で資産を守るのが正解

物価高に負けない対策についてお伝えしてきましたが、支出を削る、収入を増やすには、どうしても限界があります。

だからこそ、お金に働いてもらう、資産運用を家計に取り入れることが、長い目で見た時には、一番の資産管理術、家計を守る方法だと私は考えています。

インフレ、物価高に強いと言われている資産は、株式や不動産です。

その中で、一番取り組みやすいと私が考えている方法は、NISAを活用して投資信託をコツコツとつみたてていくことだと思います。

中でも、インデックスファンドと言われる、平均点狙いの商品を選ぶことが、資産運用を失敗しにくくする秘訣だと考えています。

長い目で見た時に家計を守り、買いたいモノを買い、受けたいサービスを受け続けられる、購買力を保つことにつながるとも私は考えており、自分自身でも実践しています。

最初は誰でも知識ゼロからのスタートですが、インフレ、物価高という現状を踏まえて、長期投資にお金を振り向けて、家計を守る資産運用を始めてみては、いかがでしょうか?

FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント 

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