NISAで積立投資をしています。いろいろな証券会社がありますが、選ぶポイントは何ですか?

対面かネットか?

NISAで積立投資をされているとのこと。
積立投資は、数年などの短期間で目に見えた成果が出るものではありません。

そのことを忘れずに、相場の上がり下がりに一喜一憂せず、長期投資のスタンスで「継続すること」を忘れずにいて頂きたいと思います。

そんな積立投資を行う、証券会社を選ぶポイントについてというご質問ですが、最初に考えるポイントは、

・リアルに店舗のある証券会社にするか?
・ネット専業の証券会社にするか?

だと私は考えています。

例えば、積立投資を継続する場合、誰かと比べたり競うようなこともないので、基本1人で行う、孤独な闘いとも言えます。

そんな時に、続けることを励ましてもらったり、参考意見としてのアドバイスを、実際に対面で会って、相談にのってもらいたい

もしあなたがそういうお気持ちが強ければ、街中に店舗のある証券会社が良いのではないでしょうか?

反対に、自分でいろいろと調べて判断し、モチベーションも自分で保つことができるというお気持ちが強ければ、
対面相談に出向く必要も薄いので、ネット証券で良いのでは?

最初は、このような基準で考えてみるのはいかがでしょうか?

ライフスタイルと連動させてみる

最初に、リアル店舗のある証券会社かネット証券かを考えたら、次は、あなたのライフスタイルに合うかどうかという視点で、証券会社を考えてみるのが良いのではないか?と私は考えています。

ここで意識して頂きたいのは、クレジットカードやポイントです。

最近の証券会社は、いろいろな特典を用意しながら、お客様から選んで頂こうという姿勢が感じられます。

あなた自身も、日々過ごす中で、何らかのポイントを貯めたり、特典を意識して買い物をされたりなど 行っていることがあるかもしれません。

もしあるのであれば、日常生活で利用することの多い、クレジットカードやポイントを、証券会社で積立投資などに使えないかどうかを確認してみる、という意味合いです。

この傾向は、ネット証券で、最近顕著に見られます。

私も自分が主に利用しているポイントが使える証券会社を選んで積立投資などを行っています。

ライフスタイルも組み入れた証券会社選びということまで意識できると、
より有利に、楽しさも感じながら、孤独になりがちな資産形成にも取り組めると考えています。

コストを意識する

最後にお伝えしたいポイントは、コストです。

積立投資を行う、投資信託そのものにかかるコストというのも大切ですが、証券会社選びという点で言えば、売買手数料や口座管理手数料などが、どのくらいかかるのかを確認することは、資産形成面でも大切なポイントです。

例えば、積立投資を行う場合でも、投資信託の商品を購入するたびに、購入金額の1%が手数料でかかる場合と手数料がかからない場合をくらべてみて下さい。

毎月5万円を積み立てるとした場合、1%の手数料がかかれば毎月500円は資産形成に回らなくなることになります。
1ヶ月にすれば500円かもしれませんが、1年にすれば6,000円。
10年で6万円、30年であれば18万円のコストがかかることを意味します。

つまり、その金額分だけ、あなたの資産形成に回るお金が減り、資産の殖え方にも少なからず影響を及ぼすことにもつながります。

まとめ

対面かネットか?
ライフスタイルと連動できるか?
コストを抑えることができるか?

今回お伝えした、この3点をポイントとして考えて証券会社選びを行うだけでも、あなたの積立投資の将来の成果に差が付いてくる。
私はそのように考えています。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント 

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