「お金持ちになりたい」と思ったとき、あなたはどんな方法を思い浮かべますか? 投資?副業?それとも節約?
今回はFPへの相談でもよく聞かれるこの質問に、正直にお答えします。
結論からお伝えすると、お金持ちへの近道は「お金の範囲内で生活すること」、ただそれだけです。

FIREブームと「お金持ち」のイメージ
最近、SNSで「FIREしたい」という言葉をよく見かけます。
FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字をとった造語で、「経済的自立と早期退職」を意味します。
経済的自立=基本的な生活を送るために働く必要がない状態、つまり資産からの収入だけで暮らせる状態のこと。
憧れる方も多いと思いますが、私はFIREに対してやや慎重な見方をしています。
早期退職によって自由な時間が増えても、仕事や社会とのつながりが失われることで孤独感や喪失感が生まれるケースもあるからです。
「職場が嫌だから」という逃げの動機でFIREを目指すと、お金があっても心の豊かさにはつながりにくい面があります。
もちろんFIRE自体を否定するつもりはありません。
ただ、長く社会と関わりながら、心身の健康を保ちながらお金を増やしていく「RE(早期退職)なし」の生き方も十分に豊かだと思っています。
お金持ちになる、シンプルな答え
では、お金持ちになるにはどうすればいいか。私が考える答えはシンプルです。
お金が残るようなライフスタイルを送ること。
つまり、「収入の範囲内で生活すること」です。
当たり前に聞こえるかもしれません。
でも実際には、収入が増えても生活水準を上げてしまい、お金が残らないという方はとても多いのです。
お金持ちとの差は、収入の多さより支出のコントロールにある、と言っても過言ではありません。
具体的にどうする?「先取り貯蓄」という仕組み
では、支出をコントロールするにはどうすればいいのか。
私がおすすめしているのが「先取り貯蓄」という方法です。
収入を受け取ったら、そのうちの一定割合を先に貯蓄に回し、残りで生活するという考え方です。
たとえば手取り30万円の方であれば、まず1割=3万円を先取りし、残りの27万円で生活するイメージです。
月3万円の積み立てだと、
- 年間36万円
- 10年で360万円
が貯まる計算です。
「少額だ」と感じるかもしれませんが、これが長期の資産形成の土台になります。
参考にしたい「4分の1貯金」という考え方
この先取り貯蓄に近い考え方として、私が尊敬する学者・本多静六さんの「4分の1貯金」があります。
本多さんが実践した方法はこうです。
- 毎月の手取りの4分の1(25%)を貯蓄に回す
- ボーナスなどの臨時収入もすべて貯蓄に充てる
- 残りの4分の3(75%)で暮らすスタイル・生活の質を維持する
この習慣を続けた結果、晩年には大きな資産を形成することができたといいます。

「4分の1は多すぎる」と感じる方は、まず10分の1(1割)から始めることをおすすめします。
少額でも、続けることで確実に積み上がっていきます。
まとめ:コツコツ続けることが、本当の資産形成
お金持ちになるための特別な秘密はありません。
- 収入の範囲内で生活する
- 先に貯蓄分を取り分けてから使う
- それを長期にわたって続ける
この3つを実践するだけで、資産は着実に積み上がっていきます。
「具体的にいくら貯めればいいの?」「今の生活に余裕がないけど、どうすれば?」と感じた方は、ぜひ一度FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみてください。
あなたの収入・支出・将来の目標に合わせて、現実的なプランを一緒に考えることができます。
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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント
