将来に向けて不動産投資をしたいと相談をしたら親に反対されました。やっぱり投資は危ないのでしょうか?

親御さんが反対されている理由は何?

これから不動産投資を始めたい時。誰かに相談したくなる気持ちはよく分かります。
とは言え、誰彼と闇雲に聞きにくいので、身近な存在である親に相談する方も多いと感じます。

私自身も、不動産投資を2007年に始める時。相談ではないですが、「大家さん始めます」と購入前に報告だけはしたことを思い出しました。幸い、私の両親は、反対することなく、「あんたが決めたことなら良いんじゃない?」と言ってもらえましたが、あなたのように、反対をされる親御さんも多いのかな、と思います。

投資に反対される理由としては、「投資なんて危険」とか「騙されてるんじゃないの?」とか「コツコツ貯蓄するのが一番!」みたいな指摘をされることが、多いのではないでしょうか?

親御さんは、投資の経験者ですか?

不動産投資に限らず、投資と名の付くことに対しては、親御さんの世代なのか考え方なのかは分かりませんが、ネガティブな感情を抱かれている方が多いように感じます。

いわゆる、1990年前後のバブル経済を肌身で経験している方が多いことがその理由のひとつかもしれないと思います。
そして、ニュースになるようなことは、破産したなど、ネガティブなことが多いので、投資=良くないこと、みたいな認識をお持ちの方が多いのかとも思います。

だからこそ、もし親御さんに相談されるなら、このように聞いてみて下さい。
お父さん、お母さんは、自分で投資した経験ってあるの?」と。
もしあるのであれば、その体験談を、聞いてみるのは、参考の1つとして良いと思います。

それをそのまま受け取るか、反面教師にするかは、あなた次第です。


もしないのであれば、反対している理由には、なんの根拠も裏付けもありません。
ニュースなどで見聞きした情報をもとに話しているだけの評論家に過ぎません。

投資に限りませんが、実体験のない方の話には、重みや深みが感じられないと私は感じます。

評論家的立場で、反対をされているのであれば、相談への回答だとしても、その言葉は、そのまま受け取らない方が良いのではないか、と私は感じます。

危ないのは投資そのものではない!

親御さんの立場としては、子供であるあなたに、お金のことで失敗して欲しくない、損して欲しくない、苦労して欲しくない。
そんな親心から、反対をされているのかと思います。
親御さんのお気持ちも、もちろん良く分かります。

ただ、実際に不動産投資含めて、投資をするかしないか、将来に備えた行動をするかどうかは、あなた自身が決めること。
そして、あなたのお金のコントロールができるのは、あなた自身でしかありません。

だからこそ、親御さん含めて、周囲の意見を参考にするのは良いですが、その意見に流されず、「あなた自身がどうしたいのか?」その軸となる想いを大切にして頂きたいと私は思います。
危険なのは投資そのものではありません。
仕組みなどを理解しないまま、「儲かりそう」みたいな想いで、他者の意見に左右されて、お金を投じることなのです。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

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