バレるのは時間の問題です
不動産投資に対して、ご夫婦で意見が対立するケースは良く耳にします。興味があってすぐにでも始めたいのに、相手は絶対にダメ、と頑なに首を縦に振らない。
そこが、ご夫婦のバランスの良い所なのかもしれませんが、興味がある方からすると、コッソリとでも始めたいという気持ちになるのは、良く分かります。
ただ、遅かれ早かれ、不動産投資をしていることを、相手に知られるケースは多いです。
「聞いたことない銀行から、郵便が届いた」
「司法書士事務所から書類が届いた」
「通帳記帳したら、知らない入金や支払いがあった」
など、ケースはいろいろ考えられますが、ネット証券での取引と違い、紙の書類でやりとりするなど、アナログな部分が多い不動産取引の場合、相手に気づかれるきっかけは多いです。
なので、バレずにということは、難しいかもしれません。
なんで、内緒で始めたいのか?
では、なんで内緒で始めたいと感じるのでしょうか?それは、先程も伝えましたが、相手に反対されて、聞く耳を持ってもらえないことが多いからです。
旦那様が興味を持ちながら、奥様が反対されるケースが多いですが、反対のケースもあります。
いずれにしても、パートナーが反対している状態で、内緒で始めるのは、絶対にやめて下さい、と私は伝えています。
それは、家庭のお金に関わる大切な意思決定を、独断で進めてしまうことは、相手の信用、信頼を裏切ることにもつながり、関係にひびが入るきっかけにもなりかねないからです。
家族のため、夫婦のためを思って、将来の安心のために、という想いから、不動産投資、ひいては資産運用を、内緒で始められる方もいらっしゃいますが、今後の関係を悪化させないためにも、反対されている状態のまま始めるのは、避けた方が良いと、声を大にして私は伝えたいです。
ご夫婦で一緒に取り組むことが、円満にもつながる!
内緒で始めることもできますが、「いつかバレるかもしれない・・・」という後ろめたさ、隠し事をしている雰囲気は、きっと相手も察知すると思います。
だからこそ、内緒で始めず、「なんで、不動産投資を始めたいか?」この点を、しっかりと向き合い、話し合って、お互いの想いを確認することが、何よりも大切です。
お互いの気持ちや方向性を最初にすり合わせ、確認することができれば、長い目で見た資産形成の成果にも違いが生じると私は思うからです。
実際、不動産投資に対して、ご夫婦で前向きな想いを共有された状態で相談に来られた場合、お互いにすごく楽しそうに話をされるケースが多いです。
そのようなご夫婦は、築き上げていく資産が増えるのと合わせて、信頼関係をより一層深め、仲睦まじさを感じるケースも多いです。
だからこそ、内緒でコッソリと始めることはせず、ご夫婦おふたりの力を合わせて、不動産投資、資産形成に取り組むことが、夫婦関係も含めて、失敗しない秘訣ではないか、と私は考えています。
FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント