投資未経験ながら、中古マンションの不動産投資に興味を持たれたとのこと。

私自身が、2007年にスタートして以来、中古マンションの不動産投資に取り組み続けて、良いと実感しているので、そのお気持ち、すごく応援させて頂きたいと思います。

ただ、最初に、投資未経験の方に、必ず伝えていることがあります。

それは、「お金を投じようとしている、その投資の仕組みを、あなた自身が理解できているか？」ということです。

つまり、仕組みが複雑で、どういう場合に利益が産まれるのかが、分からない対象には、リターンが大きく見えてもお金を投じない姿勢が大切ではないか、ということです。

その点で、不動産投資は、分かりやすい仕組みだと私は考えています。

物件を購入し、賃借人さんから賃料を受け取って、そこから経費やローンの返済の支払いをしながら、お金のやりくりをする、という仕組みなので、お金の管理もしやすいのではないか、と思います。

不動産投資と言うと、「利回りが●％」など数字面を重視する方が多い印象があります。

投資なので、もちろん、リターンという数字は大切なのですが、不動産投資の場合、数字と合わせて、むしろ、数字以上に大切にした方が良い点があると私は考えています。

それは、「リアルな人間の生活に寄り添う投資である」という点。

仮に、利回りの数字が高く、リターンが大きく見えたとしても、それが長続きしないようであれば、失敗に終わりかねません。

不動産投資は、入居者さんの入れ替わりが遅かれ早かれあることを考えると、「その場所が、その部屋が、借りて住みたいという方にとって、魅力的に感じて頂けるか？」という視点が大切だというイメージです。

その点で、不動産投資に関しては、生活者としての視点や実感などが活きてくる投資だと私は考えています。

だからこそ、住まいや暮らしという視点で、生活者に寄り添って考える気持ちが、相対的に強い女性にこそ、不動産は投資対象として向いているのではないか、と私は思っています。

不動産投資は女性に向いている可能性が高い点をお伝えしました。

不動産投資に興味を持ち、取り組むことは良いことだと思いますが、スタートして楽しさを感じても、不動産投資だけに注力することは避けて頂きたいと私は感じています。

投資未経験であれば、なおさらです。

1つの投資対象にだけお金を投じるのは、リスクの分散という点から、おススメできないからです。

不動産投資への興味が深まれば、メインにするのは良いですが、不動産だけに注力せず、例えば、イデコやＮＩＳＡの制度を活用して、投資信託の積立を行う、外貨や金を保有する、など、不動産以外の資産にも、お金の置き場を分けることが、あなたの資産を守ることにもつながるのです。

投資は不動産以外にも対象があります。

興味を持たれた不動産をメインにはしつつも、不動産と関連性の低い他の投資対象にも分散することも大切に考えながら、投資を始めて頂ければと思います。

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