独身の時に購入したマンションが結婚後は手狭で後悔しています。広い部屋に引っ越したいのですが。

パートナーとどんな住まいにしたいかを考える

独身の時にマンションを購入して住んでいらっしゃった。
そんなあなたは、経済観念がしっかりされているのでは?と感じます。

おっしゃるように、ひとりで暮らすには十分でも、人数が増えれば手狭に感じるお気持ちは分かります。

ただ、後悔という想いは抱いて頂きたくないな、と私は感じます。

所有して持たれているマンションであれば、パートナーと引っ越したとしても、貸すなり、売るなり、活用ができるからです。

なので、これからの生活で、後悔の想いが湧くことがないように、パートナーと、これからどんな場所で、どんな住まいで過ごしていきたいのか、をしっかりと話し合って考えることが、何よりも大切だと私は思います。

賃貸に出して、賃貸に住む

パートナーと話し合われて、どんな住まいで過ごしたいか決まったら、次に考えることは、「借りて住むのか?購入して住むのか?」を決めることです。

転勤の可能性や数年後の転居などが視野に入っているのであれば、賃貸に引っ越すというのも選択肢の1つです。

その時には、独身の時に購入されたマンションは、賃貸に出されるのが良いのではないか?と私は思います。

住宅ローンを借りていらっしゃる場合であれば、借りている金融機関に、「パートナーと暮らすことになり転居することになった」など理由をきちんと説明して、了承を得られれば、ローンを借りたまま、賃貸に出すことも、不可能ではありません。

その場合、手狭で後悔していると感じているあなたのマンションが、お金を産み出してくれる存在に変わるのです。

そして、賃貸で貸して、手元に入ってくるお金を、新居の家賃の支払いに充てることができれば、実質的には新居を安く借りて住めることにもつながるという活用の仕方もあるのです。

売却するor賃貸に出して、新居を購入する

独身時代にマンションを購入される方であれば、賃貸住まいはもったいない、と感じるかもしれません。

そうなると、新居の購入が選択肢になります。

その場合、パートナーとの兼ね合いで、どのように購入するかが変わってきますが、パートナー名義で購入できるのであれば、先程伝えた、賃貸に出すパターンが良いかもしれません。

賃貸に出して、手元に残るお金は、生活費などにあてて、家計を潤すことにつながります。

新居の住宅ローンで借りる金額を抑えて、頭金を多めにしたいなどのお気持ちが強ければ、独身時代のマンションを思い切って売却し、手元に残ったお金を頭金に充てるという選択肢も良いかもしれません。

いずれにしても、マンションを所有しているという事実に関して、後悔されることは一切ないと私は思います。

むしろ、独身時代に買ったマンションがあることで、賃貸に出したり、売却して手元にお金を残せるなど、良い活用方法があるという点に目を向けて頂いて、新居での生活を明るい気持ちで迎えて頂きたいと思います。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

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