最近まとまったお金を相続しました。どう運用するか、第三者の意見を聞いてみることはできますか?

相談相手で思いつく人は誰ですか?

相続は、ご両親などとの悲しい別れ。
と同時に、状況次第では、あなたのように急にまとまったお金を受け取ることになり、どう扱えば良いか悩む、という方もいらっしゃいます。

そんなお金の悩みを抱いた時、誰に相談したいと思いますか?
友人や知人にという方は少ないと思います。

  • 「銀行の人」
  • 「保険会社の人」
  • 「証券会社の人」
  • 「不動産会社の人」
  • 「ファイナンシャルプランナー」

など、お金に関わる仕事をしている人、お金のことに詳しそうな人で、あなたと利害関係のない第三者の方を思い浮かべることが多いかと思います。

意見を聞いている相手はどんな人?

お金関連の仕事をしている人であれば、知識や知恵などは持ち合わせています
ただ、知識や知恵を持ち合わせていることと、あなたの立場に立って考えてくれているかどうかは別問題です。

例えば、銀行の人
まとまったお金があなたの通帳に入金になった時、最初に気が付くのが銀行です。

普段、連絡など何もないことが多いのに、そんな時に限って、「まとまった入金がありましたが、使い道はお決まりですか?」などと、連絡をしてくることがあります。

第三者の意見を聞きたい気持ち、そして無料で相談にのってもらえることもあり、銀行へ相談に行かれるケースも多いです。

ただ、冷静になって考えてみて下さい
ボランティアでもない銀行の方が、無料で相談にのってくれる
そんな、ありがたく、うまい話があるのでしょうか?

100%無いとはもちろん言い切れませんが、あなたのまとまったお金の使い道、運用の相談にのりながら、お金の置き場を保険や投資信託にして手数料を得ようとしているのかもしれません

まとまったお金の相談を、無料でのってもらえる時は、意見を聞いている相手が、どんな立場の存在かを、意識して考えてみて下さい

実体験に勝る話はない!

もし無料で相談にのってもらい、何か商品の提案を受けたら、聞いてみて下さい。

「あなたは、その商品を自分でも買っていますか?」と。
「あなたは、ご自分でどんな金融商品や保険などを選んでお金を配分しているのですか?」と。

その質問に対して、答えに窮するような相手であれば、その場で相談を継続することはやめた方が無難ではないかと私は感じます。

自分の身銭を切って保有していない商品、自分の実体験を話せない商品であれば、本当の意味で良さも悪さも感じていない。そう判断しても良いのではないか、と私は感じます。

これはお金の話に限りませんが、自分が実際に経験や体験をしたことでなければ、メリットもデメリットも、本当の意味で理解できていない

そのため、話にも実感がこもらず、表面的な内容に終始してしまうのではないか、と私は考えています。

だからこそ、第三者の意見を聞いてみる時は、

  • 「相手が、実体験に基づいて話しているのか?」
  • 「そもそも金融商品などを販売したい意図で相談にのっているのではないか?」

そんな相手のバックグラウンドも考えながら、相談する相手、意見を聞く相手を選ぶことが大切ではないか、と私は考えています。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

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