おひとりさまの将来が心配!安心して老後を迎えるためのお金の対策を教えてください。

まずは支出を把握しましょう!

最近、単身世帯、おひとりさまの方が増えています。

おひとりさまは、お金も時間も自由に使える気楽さがある一方で、自分で自分の備えをしないといけないという不安とも背中合わせです。
そんなおひとりさまが、安心して老後を迎えるために必要なお金の面での対策として、私が最初にお伝えしたいこと。

それは、「支出を把握すること」です。

「毎月の生活費はいくらくらいかかっているのか?」
「旅行や習い事など、趣味や余暇にどのくらいお金を費やしているのか?」

例えば、家計簿などを利用しながら、今のあなたが毎月、毎年、いくらくらいお金を使っているのかを、目で見て確かめてみること。

これが「お金の不安解消に向けた対策の出発点」だと私は考えています。

収入の見込はいくら?

支出を把握した後は、「収入としてどのくらい見込めるのか?」の確認が必要になってきます。

老後に備えるという意味で言えば、
「何歳くらいまで働いて収入を得たいと考えているか?」
「年金はいくらくらい受け取れそうか?」
「65歳とか70歳くらいまでに、貯蓄や資産運用でいくらくらい蓄えられそうか?」
あたりがポイントになってくるかと考えています。

老後の収入の柱の1つになる年金に関しては、毎年あなたの誕生日の月に送られてくる「ねんきん定期便」を確認して下さい。

50歳以上であれば、65歳から受け取れる見込額が記載されています。
その金額を参考にして、「年金の見込金額-支出見込金額」を計算してみて下さい。もしこの結果がプラスなのであれば、あなたの老後のお金の不安はありません。

もしマイナスになるのであれば、その差額を埋め合わせる必要が生じます。

そのマイナスを補うために、
「何歳まで働くことにするか?」
「貯蓄や資産運用で、どこまで備えられるようにするか?」
という「目標」も見えてくるようになります。

お金よりも大切なモノは・・・

おひとりさまというと、お金の備えなどをすべてひとりでしないといけないと考えている方も多いかもしれません。

ただ、お金がすべてではありません。お金よりも大切なモノがあると私は考えています。
それは「人間関係」です。
気の許せる友人、困った時に助け合える知人など、おひとりさまだからこそ関係を築いておくことが大切ではないでしょうか?

例えばですが、1人住まいではなく、シェアハウスのような所で過ごすことで、生活費を下げつつ、人間関係を築けるという面を両立できる可能性もあります。

老後のお金の不安を解消するために、長く働いたり、貯蓄や資産運用で備えることも大切ですが、それ以外にも「良好な人間関係を築く」ことに、時間とお金を費やすことも、安心した老後お金対策になるのではないか、と私は考えています。

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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

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