路線価は物件選びに役立ちますか?どうやって調べられますか?

毎年7月1日発表の恒例行事です

「路線価」
あまり身近に感じることはないかもしれませんが、ニュースや新聞などで、1度は耳にしたことがあるのではないかと思います。

身近に感じることが少ないのも当然で、使うとしたら「相続が発生した時」だからです。

毎年7月1日に、国税庁が、相続税の土地の評価額を計算する基準として、道路につける 1平方メートルあたりの値段。それが路線価です。

ただ、相続が発生していなかったとしても、例えば、ご自宅やご実家の土地価格は、いくらなのか?と調べて確認することはできます。

路線価、と検索すれば、国税庁の路線価図のサイトが出てきます。

そのサイト内で、都道府県から順に選んでいくと、ご自宅やご実家前の道路についている価格が掲載されていて、その価格に、土地の面積をかけて出た金額が、相続税を計算する上での、土地の価格になる、という意味合いです。

あなた自身に関わる不動産の土地の値段はいくらくらいになるのか。

1度、路線価の発表された7月を機に、確認してみるのも良いのではないでしょうか?

路線価は国税庁の路線価図のサイトから誰でも見ることができます

路線価は人気のバロメーター

前項で路線価の意味合いなどをお伝えしましたが、100万円とか10万円など、場所に応じて、異なる価格がつけられています。

私は、賃貸用の物件を選ぶときに、路線価を参考の1つとして必ず見るようにしています。

その理由は、路線価は、人気のバロメーターだと捉えているからです。

路線価が高い場所は、人の往来も多く、その場所、エリアは資産価値が高いとみなされています。

その意味で、多くの方にとって利用価値の高い場所と認識されており、人気投票で高い結果を得られている場所という意味合いもあると考えているからです。

不動産を選ぶポイントの1つに、資産価値が下がりにくいか、という点があります。

賃貸用物件の場合は、賃貸需要が高いかどうか、という点もあります。

これらの点を考える時、公的な指標の1つである路線価は、物件選びの際に、売買にせよ、賃貸にせよ、需要がある場所かどうかを判断する、1つの目安として、十分参考に値する のではないか、と私は考えています。

路線価は物件選びのひとつの目安になる

物件選びは、自分の五感を信じる!

このように路線価は、人気投票の指標のような意味合いがあるので、物件選びをする際に、長期的な資産価値、売買や賃貸需要を考える上で、確認することは大切だと私は考えています。

ただ、路線価は、あくまでも相続税を計算する際に土地の価格を計算する基準の指標であることが原則であることは変わりありません。

路線価が高い=住まいとしての価値が高い、とはならない、ということも、私は考えています。

例えば、路線価が高い場所として、駅前の店舗が多い場所があります。
賃貸需要という点で見た時に、駅に近い住まいというのは、需要の高さとも比例するように思います。

ただ、実際の所、路線価が高い場所にあるような住まいを避ける方というのもいらっしゃいます。
駅に近く、お店などが多くある利便性と引き換えに、人通りが多く、うるささを感じたり、落ち着いた気持ちになれないから、という場合です。

そのような方にとっては、例えば駅から徒歩7~8分くらいの所で、閑静な住宅街にある物件の方が、住まいとして過ごしやすく感じ、選んで頂けるという場合も往々にしてあります。

路線価としての価格、価値は駅に近い場所より低くても、住まいとしての体感的な価値は高く感じて頂けるという意味合いです。

これは、賃貸物件ではなく、マイホーム選びにも当てはまるのですが、どのような物件に心地よさを感じるかは、個人差があります

路線価は、人気投票の高さが価格に現れたものではありますが、住み心地とは比例しないことが往々にして起こりえる、ということです。

だからこそ、物件選び、住まい選びに関して、資産価値や需要面などで、路線価を参考にするのは良いですが、最後は、現地に足を運んで、あなた自身の五感を使って体感した感覚を信じ、物件選びをすることが、あなたにとって間違わない物件選びの秘訣ではないか、と私は考えています。

関連ラジオ:「路線価って何ですか?」

ラジオ音源「資産運用に不動産ってあり?あなたの疑問に答えます」>>

FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント 

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