家の整理をきっかけに!
ご両親、ご家族交えて、相続についてなかなか話せないというご家庭は多いです。
私の場合、ファイナンシャルプランナーという仕事柄もあり、また両親が資産管理に関して、不得手な所もあるので、資産運用などを手伝ったりすることを通して、自然と資産などの把握をすることができました。
金銭面以外の点で、話し合えていない部分は少なからずありますが、相続税や財産管理という面では、ありがたいことに把握もできているので不安感がない状態にできています。
あなたも、少しでも私のような状態に近づきたい。そんなきっかけを探していらっしゃるのかと思います。

そこでご提案したいきっかけの1つとして、「ご実家の片づけを一緒にする」というのは、いかがでしょうか?
多かれ少なかれ、ご実家には、ご両親やあなた自身のものも含めて、捨てられずに残っているものがあると思います。
いつか使うかもしれないと思いとっておいたもの。何かの思い出があり、捨てるに捨てられずにいたもの。など含めて、おありだと思います。
1度に全部やる必要はないので、ご実家に戻られたタイミングで、例えば、「そう言えば、●●ってどこにあったっけ?」みたいな話題を持ち出して、それをきっかけに、普段、手を触れる機会の少なかった場所を一緒に見る。
そこでモノを手に取り、話をする中で、「そろそろ、使わないモノとか整理していかないといけないよね…」というようなきっかけを切り口に、ご両親の今後を心配している想いも伝えながら話すことで、相続の話題にも、触れやすくなるのではないでしょうか?

家の整理をきっかけに、ご実家にある思い出の品や使わない物を一緒に片づけながら、ご両親の今後や財産の状況について自然に話し合える環境をつくることで、相続の話題にも触れやすくなります。
ドラマや映画などをきっかけに!
あるいは、こんなきっかけはいかがでしょうか?
それは、相続や終活などがテーマに取り上げられている、映画やドラマなどを一緒に見る、というきっかけです。
最近は、情報番組などでも「相続」や「終活」という話題を取り上げられることが増えたように思います。情報番組などでは、相続を体験したご家族などが、実際の体験談を語ったりされています。また映画やドラマなどでも、笑ったり涙したりしながら、「終活」を意識できるようなきっかけになる作品も増えているように感じます。

そのような情報番組や映画、ドラマなどを見た後であれば、「お父さん、お母さんは、自分だったらどう思う?」みたいな感じで、自然と話も切り出しやすくなるのではないでしょうか?
ご両親としても、体験談などで、ご家族が大変な想いをされているのを見た後であれば、自分に万が一のことがあった時、子どもたちにはそんな大変な想いをさせたくない、みたいな気持ちを抱いている可能性も高いです。
そんなメディアなどを通して、気持ちが高まったタイミングをきっかけの切り口にするというのも、 良いのではないか、と私は思います。

映画やドラマ、情報番組などで相続や終活をテーマにした作品を一緒に見て、その感想をきっかけにご両親と自然に将来や財産について話し合える雰囲気をつくるのも良い方法です。
愛のある嘘で導くのもあり!
片付けやメディアなどで、うまくきっかけを作れないならば、「愛のある嘘」で導くというのもひとつの方法かな、と思います。
例えば、
「先日、会社の同僚のお父様が亡くなられて、 同僚が手続きなどで、すごく苦労したという話を聞いた。私、できればそんな大変な想いはしたくないから、どこに何があるのかなど、聞かせて欲しいな・・・」
「知り合いのファイナンシャルプランナーが、相続が起きてからいろいろ対応するのは、遺された家族にとっては、本当に気苦労が絶えず大変なんだと言っていた。私、仕事もできるだけ休みたくないし、お父さん、お母さんが健康な内に、将来困らないように準備しておきたいと思ってるんだけれど、協力してくれないかな?」

本当に同僚が、相続に直面したのであれば、嘘にはならないですが、話題を切り出すきっかけとして、上記のような嘘であれば、決して悪い嘘ではないと私は考えています。その意味で「愛ある嘘」という表現を使いました。
なかなか話題として切り出しにくいお気持ちは良く分かりますが、だからといって、そのまま何もせずに放置したまま、というのも、ゆくゆく困るのはあなたです。
今回お伝えしたきっかけの例を参考にして頂きながら、ご両親と話せる機会を作れることを祈念しております。
関連ラジオ:「相続の準備って、何から始めれば良いの?」
ラジオ音源「資産運用に不動産ってあり?あなたの疑問に答えます」>>

FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント
