FPオフィス ケセラセラ横浜 代表:斎藤 岳志

プロフィール
1977年1月12日生まれ
横浜生まれ横浜育ち
生粋のA型ハマっ子

大学時代は、文学部哲学科に在籍

そこで一番学んだことは「哲学は、勉強して学ぶものではないということ!!
そんな劣等学生時代の中でも、映画鑑賞を重ねたり、海外一人旅などを休暇にはしたりして、勉強以外での経験も色々と積む。

卒業後は、某百貨店に3年ほど勤務

女性が多い職場の中で、社内やお客様、色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、税理士事務所へ転職。その後、派遣会社の本社の総務経理部、経営コンサルティング会社の勤務を経て今に到る。転職経験こそあれ、経理・税務という職種での経験が長く、自身の強みとなっている。

趣味

ドライブ
カラオケ
マジック
ピアノ演奏

好きなアニメ

ルパン三世
名探偵コナン
宮崎駿のジブリシリーズ

好きな食べ物

オムライスなど卵料理
イタリアンやフレンチなど洋食
ラーメン(特に横浜家系、桂花)

好きな芸能人

ハラミちゃん(ピアニスト)
ヒロミさん
前田知洋さん(マジシャン)

ファイナンシャルプランナーの勉強から投資の世界へ

2003年にファイナンシャルプランナーの勉強をしたことが、すべての始まりでした。
学べば学ぶほど、実生活とのつながりを感じることができ、面白くて仕方ありませんでした。

それまで、新卒で入った百貨店勤務時代、毎月の給料から一定額ずつを貯めることしか知らなかった私にとっては、目からうろこの連続!
資産運用、投資とは縁のない生活を送っていました。

数字に携わるのも大嫌いで、学生時代は超文系。
数字に触れたくない一心から文学部哲学科を選んだくらいの人間でした。

そんな私が、ファイナンシャルプランナーの学びを深め、その面白さに気づいてからは一変。「学んだだけではもったいない。実践してみよう!」
そんな想いから、証券会社の口座を開き、2003年の12月。初めてクリックをして、株式の注文を出した時のこと、ドキドキしたことを今でもはっきり覚えています。

初めての投資で悪魔のささやき

「株主優待、配当を得ながら、楽しみたい!」
そんな想いからスタートした私は、自分にとって身近な存在であった、CD・ビデオレンタルの会社やコーヒーチェーンの会社などを選んで、最初はお金を投じました。
その後、数ヶ月、日々帰宅後に、ログインして眺める日々が続きました。

含み益になっている日もあれば、含み損になっている日もある。値動きに一喜一憂する日々を送っていました。
そんな日々を過ごす中で、私の中に、ある欲望が湧いてきました。

「日々値動きを見て売買すれば、配当以上の利益が出るのではないか・・・?」
今にして思えば、悪魔のささやきでしたが、私は当初の「株主優待、配当目的」の気持ちが薄れ、値動きで利益を得たいという気持ちに傾いていきました。

そこで、最初に始めたのが「信用取引」です。
元手以上の取引ができるので、予想が当たれば、利益が多く出る取引です。

利益を出せた日、損失を出した日、それぞれありましたが、値動きを追って、ハラハラドキドキする日々に楽しさを感じていました。
今にして思えば、利益と損失、トータルすれば、少し利益が出ていたくらいなので、少なくても手数料分、損を積み重ねていました。

利益を求めるギャンブラーに

「信用取引では、たいした利益が出ないなぁ。もっと良い方法ないだろうか・・・?」

さらに増した私の欲望が、次に向かった先は、「先物取引」でした。先物取引の中でも、私が目を向けたのは、「商品先物取引」でした。
例えば、原油やガソリンの半年先などを見越して、上がるか下がるかを予想しながら行う取引です。
ここまでくると、今にして思えば、「投資」ではなく、「投機」「ギャンブル」ですよね。

私の20代後半は、資産運用ではなく、ギャンブラーのようなスタイルになっていました。
先物取引は、さらにハラハラドキドキ感が増し、私を高揚させていました。1日で数十万円利益を出す日もあれば、百万円強のマイナスを出す日もありました。

さらなる高揚感を求めて「FX(外国為替証拠金取引)」にも取り組み、当初の「株主優待、配当」を目的とした私のスタイルは、2年も経った頃には、見る影もなくなっていました。

当時、昼間は会社勤めをしていたので、相場を見たり、取引したりすることはできません。帰宅後、一息ついた夜に確認して、取引の注文を出すことくらいしかできませんでした。
そんな昼間、値動きを見て取引できないことにストレスを感じるようになり、少しずつ私の気持ちは、閉塞感を抱くようになりました。

そんな日々を過ごす中、ついにその日はやってきました。

帰宅していつものようにログインして確認すると、FXでは、為替の変動が大きく、ロスカットで強制終了の表示。先物取引では、百万円強のマイナス。

そんなダブルパンチを受けた日の夜のことは、今でも忘れられないです。その時に、私の中から出てきた言葉。それは、「疲れた・・・」でした。

値動きを追って、ハラハラドキドキするスタイルの「投機」「ギャンブル」的なやり方に、私は精神的に疲れきってしまいました。

日々の値動きに左右されず安定した利益・収入を産みだす仕組みが作りたい

「このままではダメだ」
そう思い直した私は、その日を境に、先物取引やFXは、一切やらないことに決めました。

しばらくは、相場の値動きなどを見ることからも離れ、自分が何を目指したいのか、何をしたいのかを考える日々が続きました。
その中で出てきた答えが、「日々の値動きに左右されず、安定した利益・収入を産みだす仕組みが作りたい」でした。

その後、本を読んだり、インターネットで調べる中で、最初に取り組んだのが、「REIT(不動産投資信託)」でした。
当初目的にしていた「配当」を、安定して得ることができ、配当利回りも高めという点に目を付けました。
決算月を分散すれば、毎月REITからの安定収入が得られることにも気が付き、「これは安心感、安定感がある」私はそんな想いになりました。

もちろんREITも、上場しているので、相場での値動きはありましたが、心機一転していた私は、日々の値動きに一喜一憂する気持ちは、かなり薄れていました。
そんなREIT投資を始めた後、ほどなくして、インターネットで見つけたのが、「大家さんになって、安定収入を目指す」という記事。
REITもある意味、大家さん的な投資ではありましたが、実際に不動産を持って、直接借主さんから賃料を受け取れるわけではありません。
であれば、自分自身が大家さんになって、賃料を受け取るという方法も良いかも。これに気が付けたことが、今の私に至る出発点となりました。

大家さんになりたいのに融資を受けられない…

それからは、不動産投資・大家さんの本を読み、有料無料問わず、興味のあるセミナーへ足を運ぶ日々となりました。
ただ、当時、税理士事務所へ転職してから1年経っていなかった私は、縁あって知り合った不動産会社を通して、金融機関に打診をしてもらった所、融資を受けられない人間だということに直面しました。

「融資が受けられないと、興味はあってもできないのだろうか・・・」
そんな私でも取り組みやすいと気づき、興味を持ったのが、「中古区分マンション」でした。

中でも、価格が抑えられていて、リターンも安定している中古ワンルームでした。
融資を受けられない私が買えるのか?ということを相談していた所、紹介して頂いたのが、八王子の350万円の物件でした。

「これなら、今の手持ち現金で買える!」意気揚々となった私は、すぐに現地へ向かい、物件の見学をしました。

「この物件なら悪くなさそうだ」まだ経験の浅い私でしたが、そう感じたことで、購入に前向きな想いになりました。
ただ、「本当に大丈夫だろうか・・・?」という気持ちも入り混じっていました。

最初の一歩、1部屋目の購入。

金額的には抑えられているとは言え、350万円は安くはない金額です。

そのタイミングで、すでに不動産投資をしているオーナーさんの体験談を聞けるセミナーがあり、参加した時のこと。
6名の座談会的な場だったのですが、私以外の参加者は、みなさんオーナーの方でした。その時に話したオーナーさんの一言が、私の背中を押してくれました。

自分の感覚と思い切りが大切!

「最初の1部屋目を買う時って、どんな気持ちでしたか?どんな想いで、購入する決断ができたのですか?」と聞いたところ、「100点満点の物件などは存在しない。だから、70%~80%良いと自分で感じたのであれば、良い物件だと思う。そして、最後に購入するかどうかの決断には、思い切り、という点も大切」という話でした。

「それならば、自分もこの方々のように、不動産オーナーの世界に飛び込んでみたい!」
そんな決心がついた私は、2007年6月に、八王子の350万円の中古ワンルームマンションを購入し、30歳の時、不動産投資・大家としての第一歩を踏み出すことができました。
株式投資、中でも信用取引や先物取引、FXで痛手を被ったのが、20代だったのは、今にして思えば不幸中の幸いでした。

もちろん、株式投資やFXなどが性格にあって、うまく資産運用に取り入れている方もいるでしょう。
ただ、私は性格に合わず(不勉強だった部分ももちろんありますが)、失敗を経験したからこそ、自分の性格にあった不動産投資、大家業に巡り合うことができました。

以後は、マンションを見ながら街歩きをすることが趣味の1つともなるくらい好きな資産運用方法となり、今となっては、メインの方法として、2007年にスタートして以降、やめることなく継続できています。
そう考えると、不動産投資・大家業は、私にとっては合う資産運用方法なのだと感じています。

不動産投資・大家業は、自分一人ではできません。
借りて住んで頂ける入居者様がいて、入居者さんの応対をして頂ける賃貸管理会社がいて、区分マンションの場合は、建物管理のパートナーである管理会社がいることが、失敗しないためには不可欠です。

私は、資産運用にハラハラドキドキ感は必要ないと考えています。
日々の値動きなどを気にすることなく、どっしりと構えて、安定した運用を行えるのが、不動産の良い所だと私は考えています。

不動産投資・大家業の失敗は、「空室期間が長引いてしまうこと」が、1番に考えられますが、私の場合、幸いにも、これまで続けてきた中で、賃貸管理会社の力添えもあったおかげで、2ヶ月以上の空室が続いた経験がありません。

設備が壊れた、故障したなどの対応で、突発的な支出をした経験はありますが、借りて住んで頂ける方に、少しでも快適な住まいを提供してさしあげることこそ、安定した不動産投資、大家業には不可欠だと考えています。

その点から考えると、ありがたいことに、今に至るまで、不動産投資、大家業で「失敗した」という経験は、ほとんどありません。

最初に購入した、350万円の八王子の物件、水漏れが生じて修繕に40万円弱かかったり、ご迷惑をおかけした入居者様が退去した後、次の入居者さんが決まった時は、賃料がそれまでよりマイナス7,000円になってしまったことなどもあり、3年後に290万円で手放すという、株式投資で言うところの損切りは経験しました。

失敗したと言えば失敗なのですが、私にとっては、その後に活きる経験となり、その失敗も授業料だと考えているので、失敗という捉え方をしていないのです。

コツコツ地道な方法を実践中

ちなみに、失敗したと捉えている、金融資産の投資に関しては、今は、NISAやイデコを利用しながら、投資信託のつみたてという、コツコツと地道な方法を実践しています。
以前のような、ギャンブラー的な欲望は、今となっては一切なくなっています。

このような投資、資産運用歴のある私が今行っているのは、
「NISAやイデコを利用したつみたて投資」
「中古区分マンションを利用した不動産投資、大家業」

この2つがメインとなっています。

知人友人などの周りから、またお客様からも「齋藤さんのやり方は、手堅すぎる」と指摘を受けることもあるのですが、私にとっては、今のスタイルが、一番性格にあっており、無理なく、コツコツと続けるのが好きな自分の性格には向いていると感じています。

失敗した経験があったからこそ、自分に合った運用スタイルを見つけることができました。ただ、失敗経験は、ないに越したことはありません。

私の失敗経験を通じて見つけた、性格に合っている運用方法など、ご相談の中では、経験談を盛り込みながら、あなたのお悩み・不安の解消に向けて、お気持ちに寄り添いながら、一緒に考えさせて頂きます。

失敗した経験があるからこそ、あなたの気持ちに寄り添える。

私の原点である、そんな視点を、これからも忘れずにいたいと考えています。

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