保有している商品の価格が下がっている・・・
買った値段より下がって、損失になっている・・・
そんな状況を見ると、心も落ち着かず、ソワソワしてしまいますよね。
そのソワソワした気持ちを落ち着けたくて、損失が大きくなるのを避けたい想いから、慌てて売ってしまう方がいらっしゃいます。
ただ、そのような方は、私からすれば、早まった行動、誤った行動をしているように感じてしまいます。
あなたには、そんな間違いを犯して頂きたくない。
その想いから、今回は慌てて売る前に知っておきたいことについてお伝えします。

投資信託が下がり続けたらどうなる?まず知ってほしい結論
投資信託も、株式と同じように金融商品なので、日々の価格が存在します。
そして、相場や市況などによっては、株式と同じように、価格は上がることもあれば下がることもあります。
ただ、投資信託が株式と異なる点としては、仮に下がり続けたとしても、0円になる可能性は限りなく低い、ということです。
株式の場合、A社の株式という形で購入するので、A社の業績が悪化して倒産してしまえば、株価は0円となり、あなたが保有しているA社の株式は無価値となります。
一方、投資信託の場合は、1社の株式だけで運用することはありません。
商品によって異なりますが、数十社、数百社を、1つの投資信託の中で保有をしています。
そのため、仮にA社という1社が倒産して株式が無価値となったとしても、他に保有している銘柄で補うことができるというのが、投資信託が0円になる可能性が限りなく低い、とお伝えした理由になります。
もし投資信託の価格が0円になる時は、その投資信託が保有している株式の企業がすべて倒産したときです。
債券(国債や社債)に投資する投資信託であれば、借り手である国や企業がすべて破綻をした時です。
このように考えると、0円になる可能性が、限りなく低いと思いませんか?
長期・分散・積立投資を行える、NISAの「つみたて投資枠」。
利益の非課税という恩恵を与えながら、国が限られた投資信託だけの活用を認めている理由には、投資信託という商品が、1つの商品の中で投資対象が分散されており、仮に下がっても0円になる確率が限りなく低いという点にもあるのではないか、と私は考えています。
値段が下がったときにやってはいけないこと
冒頭の話とも重複しますが、投資信託に限らず、価格、値段が下がった時にやってはいけないこと。
それは、慌てて売ってしまうこと、です。
値段が下がると、含み損失を目にすることになり、心穏やかでいにくくなるお気持ちも分かります。
ただ、下がっている時に慌てて売ってしまうということは、その損失を確定し、あなたの資産が目減りすることを受け入れるということにつながります。

もちろん、どうしても精神的に耐えられないようであれば、売ってしまうことも致し方ないのかもしれませんが、損失を覚悟で売る判断をするということは、あなたが、自分が受け入れられるリスク以上の投資をしていたことを意味します。
投資信託で運用をしている以上、その時の市況によって上がることもあれば下がることもあります。
そのことを分かった上で投資をはじめたにもかかわらず、価格が下がった時に売ってしまうと言うのは、あなたの資産全体を見る中で、投資商品にお金を投じている割合が高く、不安感が増してしまったことが理由なのではないか、と私は感じます。
値段が下がった時に、気持ちの上でも、売らないで済むような 割合を考えて、投資信託と向き合うことが大切だと私は考えています。
下がっているときこそ、長期のコツコツ積立が有利になる理由
では、値段が下がっているとき、どのように行動するのが良いのでしょうか?
私から言わせてもらうと、行動を変える必要はまったくなく、それまでと同じように過ごして下さい、ということです。
仮に値段が下がったとしても、あなたや私の力では、どうすることもできないからです。
そして、自分の力ではどうしようもないことに頭を悩ませることほど、無益な過ごし方はないと思っているからです。

むしろ、下がった時は、長期の目線で言えば有利になります。
例を挙げてお伝えします。
ある投資信託に、毎月1万円を積立購入しているとします。
1ヶ月目、投資信託の価格が5,000円だとすると、2口買えます。
2ヶ月目、投資信託の価格が2,000円に下がれば、5口買えます。
3ヶ月目、投資信託の価格が10,000円に上がれば、1口買えます。
3ヶ月合計で、8口購入できたことになります。
ここで3ヶ月目のあなたの資産がいくらになったか考えてみて下さい。
3ヶ月目の価格は10,000円、口数は8口持っているので、3ヶ月で投資した金額は30,000円ですが、あなたが保有している資産の金額は10,000円×8口で80,000円です!
長期のコツコツ積立投資は、この「口数」を多く保有している人が有利になる投資方法です。
そう考えると、価格が下がった時には口数を多く買えるチャンスなのです!
これが、下がった時に慌てて売らず、行動を買えずに、そのまま長期のコツコツ積立投資を継続することが有利になる一番の理由です。
このイメージは、ドルコスト平均法と言われる内容になります。
投資信託は無価値になる確率は限りなく抑えられている分散された商品です。
だからこそ、下がった時にも慌てて売らずに済む範囲でお金を投じ、下がったからと言って、行動を変えることなく、淡々と積立を継続することが、失敗しない秘訣であると、私は考えています。
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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント
