ご質問
ファイナンシャルプランナーさんから見て、将来お金に困らないために働くなら、どんな職業を選びますか?
結論:「お金に困らない職業」というものは存在しません
結論からお伝えすると、将来お金に困らないことを保証してくれる職業はありません。
大切なのは、あなたがやりがいや興味を持ち続けられる仕事を選び、長く続けること。
それが結果として、お金に困らない状態につながると、私は考えています。
進路選択で迷っている学生さんはもちろん、転職を考えている方にも当てはまる視点として、お伝えします。
なぜ「高収入の仕事=安心」ではないのか
たとえば、年収3,000万円の仕事があったとします。ただし1日の労働時間は14〜15時間。
あなたは選びたいと思うでしょうか?
「血を見るのが苦手だけれど、高収入だから医師を目指そう」と決めて、長く続けられるでしょうか?
もちろん、若く体力のあるうちは思い切り働いて稼ぎたい、という価値観もあると思います。
それを否定するつもりはありません。
ただ、人にはそれぞれ向き不向きがあり、自分に無理を強い続けると、どこかで心身の不調を招きかねません。

だからこそ「お金に困らないか」という基準だけで職業を選ぶのは、おすすめできないのです。
仕事を選ぶときに、本当に大切な2つの視点
私がおすすめしたいのは、次の2つの視点です。
- 興味・関心を持ち続けられること
- 無理なく自分の生活リズムに合うこと
この2つを満たす仕事を選び、長く続けていくと、職場や顧客にとって「不可欠な存在」になっていきます。
それが結果として、安定した収入につながっていきます。
お金に困らない人がやっている3つの習慣
ただし、いくら自分に合った仕事を選んでも、お金の管理ができなければ、いずれお金のことで頭を悩ませる生活になってしまいます。
職業や年収にかかわらず、誰にでも当てはまる3つの習慣をご紹介します。
- 収入の範囲内で生活する
- 一定割合を先取りで貯蓄する
- 投資・資産運用にお金を回していく
この3つは、年収の高さや職業の種類に関係なく、お金に困らずに過ごすための土台になります。
早い時期から実践するほど、その効果は大きくなります。
学生・若い世代におすすめしたい「FP3級」の学び
「お金の管理や運用を学びたいけれど、何から始めればいいか分からない」
そんな方に私がおすすめしているのが、FP(ファイナンシャルプランナー)3級の学びです。
学び、と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、動画を見たり読書をしたりするのと同じ感覚で取り組めます。
FP3級では、次のような日常生活に直結するお金の知識を幅広く学べます。

- 家計管理・ライフプラン
- 金融資産の基礎知識
- 不動産の基礎知識
- 保険の知識
- 税金の知識
机上の空論ではなく、日々の暮らしと関連付けて学べるのが、FP3級の特長です。
お客様から「自分で何か勉強したい」とご相談を受けたときは、FP3級と簿記3級をおすすめしています。
私自身も20年以上前にFPを学び、そこから資産運用を始めたり、税金の仕組みに興味を持てたりするきっかけになりました。
今振り返っても、自分の資産管理にも仕事にも活かせている、大きな分岐点だったと感じています。
まとめ:仕事は「続けられるもの」を、お金は「仕組み」で管理する
最後にもう一度お伝えします。
- 職業は「お金に困らないか」ではなく、自分の興味関心が続くものを選ぶ
- 仕事を続けながら、収支管理・先取り貯蓄・資産運用の3つの習慣を持つ
- お金の基礎知識は、FP3級の学びを入口に身につけておく
もし途中で「思っていたのと違った」と感じたら、ためらわずに転職して新しい道を選んでも大丈夫。
試行錯誤しながら、あなたのペースで職業の選択をしていくことが大切です。
関連ラジオ
2026.05.14放送:将来お金に困らないために働くなら、どんな職業を選びますか?

FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント
