不動産投資、子育てと似ている理由とは?

最初に「設計」が必要

お子様が産まれたら、どんなことを考えますか?

元気に健やかに育つことを願いながら、お金の面で、いつ、どのような準備が必要になるかも意識されることと思います。

例えば、18歳で大学入学したら、●●万円くらい用意する必要があるな、という具合に。

つまり、お子様の成長に合わせた、金の面での「計画」を考えるという意味合いです。

これと同じことが、資産運用、資産形成全般にも当てはまるのですが、特に不動産投資に関しては、「始めた後、どういう目的に向かって進めていくか?」という計画を最初に立てることが、失敗しない秘訣ではないか、と私は考えています。

手取り家賃収入は、いくらを目指すか?
それを実現させるために、どんな物件を、どのくらい保有すれば良いのか?
自己資金と受けられる融資のバランスを踏まえて実現可能なのかどうか?

このようなことを、ある程度最初に思い描き、自分の中で、目標達成に向けた設計図を考えることが、不動産投資においては大切だと私は考えています。

トラブルは必ず起こる

目標とそれに向けた設計図の話を前項ではしました。その計画、設計図通りに進むことは理想です。
ただ、人生と同じで思い通りにならないのが資産運用であり、不動産投資です。

この物件とは相性が悪い

私自身、2007年に始めて保有した、八王子の区分マンションで、トラブルを経験しました。

保有してから1年近くが過ぎた頃、室内が水浸しになり、入居者さんがお困りになるというトラブルが起きました。

原因は、経年劣化した室内の配水管に亀裂が生じて、ご迷惑をおかけすることになってしまいました。
経年劣化なので、誰のせいでもないのですが、「住めない!」と不満を感じられて入居者様は退去

部屋の復旧には、総額で約35万円近くかかったのですが、経年劣化のため、保険が使えず、全額自己負担。

復旧後、次の入居者さんを募集した所、ほどなく決まったのですが、賃料は、7,000円下げてしまったという失敗。

「この物件、区分マンションとは相性が悪い」と感じた私は、株式投資で言うところの損切り覚悟で、3年も経たないうちに、売却するという経験をしました。

あなたにも、私が経験したようなトラブルが起きる訳ではないですが、計画を立てたとしても、なかなか思い通りにならないこともあるのだということは、忘れずにいて頂きたいと思います。

他の方と比較しても意味がない

不動産投資に限りませんが、資産運用を始めると、他の方の資産金額や運用方法を気にされる方がいます。
たしかに、あなたよりも資産額が多くて、うまく運用ができているような方を目にすると、うらやましさを感じたり、「●●さんのようになりたい」、という気持ちが湧くのは分かります。

ただ、資産運用、不動産投資も、人間と同じで、目標も個性も違います。

子育てに関しても、他の子供と比べてうちの子は、みたいに育てたら、お子さんにとっても親御さんにとっても、精神的な負担を感じるだけではないでしょうか?

もし、あなた自身にしても、他者と比べたところで、劣等感を抱くことの方が多いのではないでしょうか?

このように、子育てや自分自身に置き換えても、比較することは有意義な結果にならないことが多いです。

だからこそ、資産運用、不動産投資においても、最初に描いた、あなただけの設計図を大切に、他者と比べず、あなた自身のペースを守って続けることが、何よりも大切なことです。

放置すると失敗しやすい

お子様を、主体性に任せて自由奔放に育てる。
方針としては、一理あると思いますが、一歩間違うと、間違った方向に進みかねません。

だからこそ、自主性を大切にしながらも、コミュニケーションはしっかりとるなど、放置しないことが大切なことは言うまでもありません。

これ、資産運用、不動産投資においても当てはまります。

不動産投資の場合、私自身が行っているような、区分マンション大家だと、自分で管理するのは、部屋の中だけになります。
エントランスや廊下などの共用部は、建物管理会社に委託するケースが多いからです。

部屋の中に関しても、賃貸管理会社に日常業務を委託できる仕組みがあるので、依頼をしてしまえば、極論、自分自身ですることは、限りなくゼロに近づけることができます。

その状態に安住してしまうと、定期的に賃料が通帳に振込まれることを確認するだけで、保有している部屋、マンションへの関心が薄れてしまう可能性がありえます。

ただ、その状態は、子育ての放置と同じで危険です。

マンションの場合で言えば、管理組合の総会が年に一度は開催されます。

総会の案内が届いたとき、必ず目を通して確認していますか?
議案書の内容の確認もせず、議決権行使に賛成とだけ記入して提出していませんか?

各部屋の所有者が、マンションの管理に無関心になってしまうと、せっかくの資産が、価値を損なっていく可能性が高くなります。

一棟のアパートやマンションを保有していたとしても、管理をすべて自分ひとりでできるのはメリットであると同時に、管理への気遣いがおろそかになってしまえば、入居者さんから選ばれず、資産価値の下がる物件に変わってしまいます。

人間も不動産も、関心が薄れ、放置気味になることは、失敗の始まりと言っても、過言では無いと私は考えています。

信頼できる相談相手が必要

ここまで資産運用、不動産投資と子育ての共通点、似ている理由について伝えてきましたが、人間も資産も「大切に育てる」という気持ちを忘れないことが、何よりも大切だと感じています。

大切に育てる想いがあれば、周囲と比べること無く、自分のペースを大切にできますし、無関心で放置するようなことも起きないと思うからです。

とはいえ、自分のペースが大切とは言っても、続ける内に「このままで良いのだろうか?」と不安な思いや迷いが湧くことは、子育てでも資産運用、不動産投資でも同じです。

そのような時は、周囲をいい意味で頼り、活用して、あなたのペースを設計図から外れないようなサポートをしてもらう視点も大切だと私は思います。

その時、大切なのは、誰にサポートをお願いするか、です。
どんな人であれば、信頼してサポートをお願いできるか、です。

その点について、私が常日頃から思っていることは、「すでに実体験があり、あなたに寄り添って考えてくれるような存在」こそが、何よりも信頼を置ける相手になるのではないか、ということです。

言葉で良いことを伝えることは、やろうと思えば誰にでもできます。

ただ、納得できる感覚など、本当の意味であなたの不安を和らげ、迷いを払拭してくれるのは、実体験をしている人の言葉や行動からしか伝わってこないのではないでしょうか?

実体験のある方から出た本音の言葉や行動だからこそ、信頼を寄せて話を聞くことができるのではないでしょうか?

子育ても資産運用、不動産投資も、あなた自身のペースで進めることが大切ですが、不安や迷いが生じた時に備えて、「信頼できる相談相手」を常日頃から見つけておくという 心がけも大切だと私は考えています。

FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る

某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける

百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。

また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。

【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント 

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