現状の収支を把握する!
最近は、食料品などの生活必需品をはじめ、ホテル代金などのサービスに到るまで、様々な所で、価格の上昇、物価高を感じるようになりました。
そんな物価高にどう対応していくか?に関してですが、最初に手を付けた方が良いことは、
「現状の家計の収支を把握すること」
だと私は考えています。

物価高に伴って、支出が増え、出費がかさんでいると実感する機会も増えていると思います。
とは言え、無い袖を振ることはできません。
毎月の給与などの収入を超えて支出を続けることになれば、いずれ預貯金なども底を尽き、家計も破綻しかねません。
家計のやりくりが厳しく感じる物価高の今だからこそ、家計のやりくりの原理原則に立ち返ること。
つまり、毎月の収支を把握し、収入以上に支出をするような状況に陥っていないかなどを確認することから、始めることが大切です。
預貯金以外の場所にも目を向ける

次に、初心者でも資産を目減りさせない方法は?に関してですが、
「お金を預貯金以外の場所にも置くことを前向きに考える」
ことが必要ではないか、と私は考えています。
つまり、投資、資産運用と言われる世界にも足を踏み入れて、お金を運用することにも目を向けることが必要ではないか、 という意味合いです。
投資、資産運用というと、「利益を上げて儲ける」というように考えている方が多いように感じます。
利益が上がることもあるし、損失を抱えることもあることを考えると、その認識が間違っているとは言いません。
ただ、投資や資産運用は、単に利益を求めるためだけに行うものではありません。
自分では手が届かない分野で活躍している企業などが、社会に貢献して利益をあげられことを期待してお金を託す。

その結果、利益が産まれたら、配当や分配金などの形で利益の還元を受け、それを生活費の一部に充当しながら家計を守る、というような側面もあると私は考えています。
物価高に対応しながら家計を守るためには、物価高を上回る収益を、資産運用などから得て、補填するという考え方も必要ではないか、と思います。
預貯金の金利などはまだ低く、物価の上昇率を上回ってはいません。
「お金の置き場を預貯金以外にも考えて、物価高に負けず、家計を守るために資産運用を行う」
という発想で取り組んでみてはいかがでしょうか?
ライフスタイルを維持するために
現状の収支を把握し、資産運用にも目を向けることで、物価高に対応し、資産を目減りさせずに過ごせるという点について、前項までで触れてきました。
物価高だからと言って、節約ばかりを考えるのではなく、今のライフスタイルを維持したいと思われていることと思います。
とは言え、資産運用には不慣れで、やっぱり怖い、という方もいらっしゃるかと思います。
そんなあなたへの選択肢をいくつかご提示してみます。

「ポイントを有効活用すること」
「保険や携帯電話のプランを見直すこと」
「副業を検討してみること」

それぞれ、得意、不得意、時間的な制約などもあると思いますが、大切なポイントとしては、無理なく、精神的肉体的な負担を感じない範囲で取り組む、ということです。
クレジットカードのポイントやお店のポイントカードなどは、家計を助けてくれることにもつながりますし、資産運用などに利用することもできます。
保険や携帯電話のプランを見直すことは、家計の中で、毎月一定額が出ていく固定費を削減し、家計にゆとりを産むことにつながります。
副業に取り組むことができれば、収入を増やせるので、その分家計へのゆとりも産むことができます。資産運用ではなく、自分の労力に時間を投じることで、お金を産む出すことにつながるというイメージです。
まとめ
物価高というと、どうしてもネガティブな気持ちになりがちですが、私達の力だけで、この状況を変えることはできません。
状況に柔軟に対応しながら、過ごしていくしかありません。
だからこそ、いい意味で変わることをいとわず、資産運用や副業にチャレンジする、ポイントを活用したり、固定費を削減するなどを行いながら、資産を目減りさせずに、物価高に対応できる家計にし、変わらないライフスタイルで過ごせるように努めることが大切だと私は考えています。
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FPオフィスケセラセラ横浜
斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント