何を不安に感じていますか?
「重要事項説明」「売買契約書」の確認、署名捺印された後に、不安な想いが湧いているとのこと。
「この物件を選んで良かったのだろうか・・・」
「融資を受けて、返済できなくなったらどうしよう・・・」
「空室にならず、ちゃんと運営していけるのか・・・」
上記含めた、様々な不安な想いを、契約後、冷静になられた今、抱かれているのかもしれません。
今まで経験がないことに取り組もうとする時、不動産投資に限らず、誰しもが、多かれ少なかれ、 不安な想いを抱くのは自然なことです。
充分に検討した上で、良いと思ったからこそ、契約の取り交わしもされたのだと思います。
だからこそ、今一度初心に戻り、「今のあなたが、どんな不安な気持ちに陥っているのか?」を書き出してみて下さい。
自分の気持ちを、客観的に見てみることで、 不安な想いも和らぐかもしれません。
それでも不安な想いが和らがなければ、最終手段としては、「手付金を放棄することで契約を解除する」という方法もあります。
相談するなら、経験のある、利害関係のない第三者
不安な気持ちの時、それを誰かに聞いて欲しい、というのも、自然なことだと思います。
ただ、大切なことは、相談する相手を間違えないこと。
例えばですが、
契約を交わした時に対応してくれた不動産会社の担当者さんに相談した場合。あなたの不安に寄り添いながらも、契約がご破算にならないことを念頭に置いているかもしれません。
また、不動産投資の経験がないご家族や友人などに相談した場合。
「だから、不動産投資はやめた方が良いって言ったよね」みたいなことを、したり顔で言ってくることも考えられます。
これでは、あなたの不安な気持ちを根本から解決することにはつながりません。
だからこそ、不動産投資の不安な気持ちを相談するのであれば、不動産投資をすでに経験している人で、
あなたの今回の契約と利害関係のない人に話を聞いてもらうのが1番だと私は考えています。
経験者であれば、あなたと同じ不安を抱いた経験があるかもしれません。
そして、その不安をどう乗り越えたのかなども、客観的な立場から話をしてくれる可能性が高いからです。
最後は思い切り!!
あなた自身の不安を目に見える形にしてみる。
客観的な第三者に相談してみる。
これらは、あなたの不安を和らげる効果はありますが、不安な想いを100%なくすことまではできないのが正直な所だと思います。
だからこそ、本当に不動産投資を始めたい、やってみたいと思うのであれば、最後は、その不安も含めて、一歩を踏み出そうという、
「エイヤー!という思い切りの気持ち」
が必要ではないか、と私は思います。
私自身も、最初の1部屋目を購入する時、 最後の決断は、この気持ちでした。
不安な気持ちに負けて、後戻りするのか。
不安な気持ちを乗り越えて、新たな一歩を踏み出すのか。
どちらが正解とかはありませんが、あなたが思い描く、より良い未来につながる決断をして頂ければと思います。
関連ラジオ:「不動産投資、地元を選んでも大丈夫ですか?」
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斎藤 岳志 >>プロフィールをもっと見る
某百貨店に3年ほど勤務。色々な方との触れ合いを通じて、サービス・接客・対人関係の基礎を身につける。
百貨店在職中に、ファイナンシャルプランナーの勉強を始め、資格取得をしたことをきっかけに、数字を扱う仕事に興味がわき、転職して、経理・税務という職種を経験。自身の強みとなっている。
また、プライベートな部分でも、株式投資に始まり、信用取引や商品先物取引、投資信託やFXなど、投資と名のつくものはだいたい経験し、その経験を経てくる中で、一番自分の性格とうまの合った不動産投資を2007年にスタートして以来、自分の資産運用に関しては、中古マンション投資を中心に金融資産の運用と不動産を組み合わせたバランスを意識して取り組んでいる。
【所有資格】
CFP
相続診断士
終活アドバイザー
資産形成コンサルタント