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ブログお子様のいないご夫婦が、気を付けた方が良いこと。

 

 

最近は、家族やご夫婦の在り方が多様化しています。

 

ご夫婦とお子様2人というご家族が、モデルケース的な感じで取り上げられることがありますが、

今回は、DINKs(ディンクス)と言われる、ご夫婦のみでお子様のいらっしゃらない世帯の方に向けてお伝えします。

 

最初に、今回の内容の結論をお伝えすると、

「ディンクスこそ、遺言のご用意を!」

ということです。

 

あなたご自身に、万が一のことが起きた時に、遺されたパートナーの、精神的な負担を和らげて

差し上げるためにも、です。

 

まだ先のことは分からないし、相続対策など必要ない、と感じられるかもしれませんが、

万が一は、いつ、どんなタイミングで訪れるか分からないからこそ、です。

 

もし、あなたが万が一お亡くなりになった時、あなたがたご夫婦にお子様がおらず、あなたのご両親も先立たれていた場合、あなたの資産の相続人は、パートナーとあなたの兄弟姉妹になります。

(あなたにご兄弟姉妹がいるケースでお伝えします)

 

 

相続する資産の法定で決められている分割の割合は、パートナー4分の3、あなたの兄弟姉妹4分の1になります。

 

パートナーと生活を重ねながら、マイホームの購入や資産形成などを進めてきて、ご夫婦2人の財産だと考えていた場合、

遺言がないことで、パートナーとあなたの兄弟姉妹との関係が悪くなるような事態が生じかねません。

 

あなたの兄弟姉妹と仲良く円満な関係を築けているのであれば、そうならない可能性はありますが、相続をきっかけに、血縁関係のある兄弟姉妹同士でも仲違いになるケースもあります。

 

パートナーとあなたの兄弟姉妹という関係の場合、その円満な関係があなたの相続によって壊れてしまうかもしれないことを防ぐためにも、遺言が必要だということです。

 

 

ここで、キーワードになるのが、「遺留分侵害額請求権」です。

 

これは、先程、資産の分割の法定割合をお伝えしましたが、

その割合の「半分」は自分たちが受け取る権利があると主張できる、という制度が、遺留分侵害額請求権です。

 

この権利、相続人がパートナーとあなたの兄弟姉妹の場合、兄弟姉妹には、

遺留分の権利がありません。

 

なので、パートナーがあなたの全財産を相続したとしても問題はありませんが、法定割合として4分の1は受け取れると示されてはいます。

それを考えると、あなたの意思や想いを確認できない状況になってしまってからだと、パートナーとあなたの兄弟姉妹の間に、

なにかしっくりしない、禍根のようなものが残りかねません。

 

そこで、意思や想いを遺言に示すことで、後々禍根が残るような事態に発展する可能性を抑えることができるのです。

 

「全財産を配偶者に相続させる」という旨の有効な遺言書があることで!

 

縁あってパートナーと出会い、ご夫婦関係になり、あなたの兄弟姉妹とも良い関係を築いている。

 

それが、あなたの相続をきっかけに仲違いとなってしまったら、

法律的には、遺されたマイホームなどの不動産や金融資産の相続という点で問題はなくても、パートナーとあなたの兄弟姉妹との人間関係という面で、

気持ち、精神的な面で、モヤモヤした想いが残り続けてしまう可能性がある・・・

 

あなたとパートナーで築き上げた資産も縁あって築くこととなったあなたの兄弟姉妹との関係も、どちらも、わだかまりなく円満に継続できる。

 

そのためにも、お子様のいないご夫婦こそ、パートナーへの最後のラブレターとして、

遺言に想いをしたためて準備をしておくことが大切なのではないか、と私は考えています。

2022年03月01日