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ブログ「共同」と「共有」。1字の違いが不動産の命運をわける!

 

 

「妻に反対されているので、こっそりと始めたい」

「旦那は投資に対して前向きな気持ちでないから、理解してもらえない」

 

資産運用、特に不動産投資に関しての相談やお話を聞く機会が多い私は、このようにおっしゃられる方とお会いすることがあります。

 

ご夫婦というのは面白いな、と感じるのですが、資産運用や投資という面に関して、片方が前向きな気持ちでも、パートナーが消極的というケースがままあります。

だからこそ、バランスがとれていて、ご夫婦でいらっしゃるのだろうな、と感じます。

 

そんな、バランスが取れて、仲睦まじいおふたりが、資産運用や投資をきっかけに、仲違いをしてしまうのは、本末転倒なので、私は、最初のようなお話を聞いたら

「こっそり始めるのは、やめた方が良いですよ」

「理解してもらえないのに、ひとりで前に進むのは待ってください」

と、必ずお伝えするようにしています。

 

結婚式で、ウェディングケーキに入刀するとき、「はじめての共同作業です」みたいに言われることがありますが、まさに、資産運用や投資も同じで、

「パートナーとのお金の共同作業」だと私は考えています。

 

 

不動産投資のサポートをさせて頂く機会が多い私が見ている中での印象ですが、スムーズに最初の一歩を踏み出しているご夫婦は、おふたりの考え、方向性が、だいたい一致しています。

なので、相談中に話し合いを始めることもありますが、目の前でやり取りを見ていて、前向きだな、と感じることが多いです。

 

「自分たちの目標や目的がある。でも、自分達だけでは、はっきりとした考えに思い至ることができない。

そこで、第三者である、私の所へお越し頂いた。」ということが実感できる、というイメージでしょうか。

 

「どんな物件を選ぶか?」「頭金はどうするか?」「どっちの名義で買うか?」など、ご夫婦での不動産投資を失敗させないためには、一緒に考えて、おふたりが力を合わせる「共同作業の時間」こそ、大切なことだと感じています。

 

 

 

投資や資産運用という共通の目標、目的について話すうちに、夫婦仲が良くなったという方も、目にすることがあります。

 

もともと、共感、共通する想いなどがあったからこそ、一緒になろうと決めたおふたり。

だからこそ、考え方や方向性のすり合わせができれば、「共同作業としての資産運用、不動産投資」は、1人で取り組む以上に、前進しやすくなるのです。

 

ただ、「共同」と「共有」は異なります。不動産投資にせよマイホームにせよ、不動産を買うというのは、高額の買い物、投資対象になります。

 

想いや方向性は同じだとしても、預貯金などの資産状況やご年収を踏まえると、どちらかおひとりのご状況だけでは、購入できず、前に進めないという壁にぶつかるケースもあります。

つまり、ふたりの資産や年収を合わせないと、目的とする不動産を手に入れにくいというケースです。

 

 

このケース、主にはマイホームの場合が多いのですが、おふたりの年収などを合わせて不動産を手に入れる場合、その物件は「共有」ということになります。いくらずつ出したかによって割合は変わりますが、おふたりで1つの不動産を持つという状態です。

 

この「共有」状態の不動産、仲睦まじい時であれば何も支障がないのですが、人生には「もしも」や「まさか」へ備えたり、考えたりすることが大切だと私は考えています。

 

マイナスな話をするのは私も好きではないのですが、

「価値観が合わなくなってきたから、離婚を考えている・・・」

 

このようなケースが起こった時、財産分与などの取り決めが行われたりします。

金融資産であれば、金額という分かりやすい客観的な数字があるので考えやすいのですが、「共有の不動産」は、ふたりで1つの物件を持っている状態なので、

売却して現金化するなどの対応をしないと、簡単には分けられません。

 

 

ひとりが「住み続けたい」となった場合、相手が持っている部分を買い取るなどする必要性が出てきます。

その時に、相手の持ち分に相当する金銭を渡せるのであれば良いのですが、ふたりの年収を合わせて買った物件である場合、

相手の持ち分に対してのローンを追加で組むなどして、金銭を渡せるという解決方法は、難しい可能性があります。

 

もしかしたら、売却して現金化するとしても、ローンの残債よりも低い金額でないと売れないというケースもありえます。

そうなると、売りたくても売れない、という最悪のケースに陥ってしまいます。

ご夫婦、パートナーで一緒に、資産運用や投資のことを考えることは、本当に大切なことです。

一緒に話し合うことで、想いや方向性を同じくして、「共同作業」として取り組むことが、失敗しにくい秘訣だとさえ感じます。

 

不動産投資に関しては、金額もそれなりにするので、なおのこと、この共通の方向性、一緒に不動産投資、賃貸経営に取り組むんだ、という意識大切です。

 

ただ、マイホームにせよ投資用の物件にせよ、将来の「まさか」や「もしも」にとって、怖いのは「共有」で物件を保有することです。

 

「共有」で物件を保有するというのは、「おふたりにとって、現状より背伸びをした物件を持っている(身の丈を超えた物件を持っている)」という捉え方にもなるかもしれません。

 

一緒に考える「共同」と一緒に持つ「共有」

「同」と「有」の1文字の違いでしかありませんが、長い目で見た時に、大きな違いを生む可能性がある点、忘れずにいて頂きたいと思います。

 
 
2021年10月08日