ブログ不動産投資は嫌いですか?
「なんか怖くて・・・」
「うまく言いくるめられて騙されそう・・・」
「やめとけ、と周りから言われる・・・」
私のように、
「好き」「向いている」
と感じている人間がいる一方で、上記のように、
「苦手」「嫌い」「マイナスな印象」
を抱いている方もいるのが、不動産投資、大家業です。
「不動産」というだけで、どちらかというと、
後ろ向きな印象を持たれてしまう方が、世の中を見回してみると
多いのではないか?と感じています。
ただ、私は、それでも良いと感じています。
考え方、資産運用のスタンスは、人それぞれだからです。
そうは言っても、私は、不動産を組み入れることが良いとは
考えているので、私が不動産投資、大家業を好きな理由を1つ
お伝えします。
先程、不動産投資、大家業に対して、「好き」「嫌い」の
感情を持っている方がいると伝えましたが、
少なくとも「好き」「嫌い」という印象を抱いてもらって
いるだけでも、ありがたいと感じています。
どういうことか?
「好き」の反対は、何でしょうか?
「嫌い」でしょうか?
私は、「無関心」だと考えています。
「言葉」を聞いて、イメージがわかなければ、
そもそも「好き」か「嫌い」かも、判断のしようがないからです。
資産運用、資産形成の手段は、いろいろな方法があります。
ただ、その中でも、ずっと続いていて、王道かな、と
私が感じている対象は「株式」と「不動産」です。
実業家で、今のみずほや損保ジャパンなどの礎を築かれた、
安田善次郎さんという方がいらっしゃいます。
安田財閥の創始者になるのですが、安田善次郎さんが
唱えられたと言われる「財産三分法」という考え方があります。
それは、自分の財産を「現金・株式・不動産」に分けて保有し、
管理する、という内容です。
現金は債券と言い換えても良いかもしれませんが、
伝統的に、王道として存在する、これらに分散して
資産管理を行うことが、財産を守り育てる上では安心できる
という意味合いではないか、と私は捉えています。
実際に、富裕層と言われる方にお会いしたり、
著書などを通じて見聞きすると、多くの方が、
不動産を資産に組み入れていらっしゃるな、と感じます。
現金や債券は、もしもに備える、あるいは運用前に待機するという
意味合いで、お金を保管する場所。
株式は、相場と対話しながら行い、配当はありつつも、
値動きの変動に影響を受けるという点で攻めの運用を行う場所。
不動産は、株式相場のように日々の動きと関係なく、借主さんがいる限り、
毎月安定した定期収入をもたらしてくれるという点で守りの運用を行う場所。
私は上記のように考えています。
資産運用、財産管理という点で、精神的に落ち着かない、
気が気でないという状態にあるのは、本望ではないはずです。
資産運用、投資で、気が気でない状態にあるのは、
いわゆる投機にあたると思います。
だからこそ、安田善次郎さんは、それを知ってか知らずかは
分かりませんが、気持ち穏やかに過ごしながら、資産形成、
財産管理をするのに、財産三分法を実践するのが良いと考えられた
のかもしれないな、と私は考えています。
三分法の中で、気が気でない状態になる可能性が高いのは
株式だと思いますが、現金や債券などを保有していることで、
日々の生活に支障をきたすことなく、不動産を保有して
賃料収入があれば、生活に安定をもたらしてくれます。
株式が、うまく相場にのることができ、利益が出たら、
それを換金して、あなたが使いたいことにお金を費やしたり、
特に用途が決まっていなければ、待機場所である現金、あるいは
守りの運用である不動産にあてるなどということもできます。
不動産から産まれた賃料を、株式の購入にあてるという
こともできます。
このように、現金・株式・不動産、はお互いがお互いを
補いあえるような関係性にあると私は考えています。
私自身も、自分の保有資産を見てみると、
大枠としては、この財産三分法に沿った形で、
資産を保有していると感じました。
私の場合は、守りの不動産が好きなので、少しディフェンシブな
運用スタイルの財産三分法です。
そして、不動産から産まれた賃料を使いながら、つみたてNISAや
イデコなどを行ったりもしています。
もし不動産の部分で、現物の不動産が最初は手を出しにくい、怖さを
感じる場合は、REITのような商品を選んで、疑似大家体験を
してみるのも良いかと感じます。
嫌い、嫌いも好きのうち、などと言われたりします。
もし、あなたが、不動産が嫌い、苦手だ、と感じているのであれば、
財産三分法を参考にしながら、食わず嫌いはやめて、
できる所から不動産を組み入れてみるのも良いのではないか、
と私は考えていますが、あなたは、どのように思いますか?