ブログ不動産投資は副業ですか?
副業解禁!
昨今、リモートワークの普及で時間を有効に使えるようになったこと、
社外での経験を積み、幅広い視野を養わせたい、
などの理由から、副業を認める企業が増えてきている、と感じます。
私自身、週末起業として「ケセラセラ横浜」を、会社員時代に社長の了承を得てスタートし、その後、今の独立した立場で
活動できるようになりました。
その経験から言えることは、
「やってみたいことがあるけど、失敗するのが心配だ」
と、もしあなたが感じているのであれば、在職中に副業として一歩を踏み出して、経験を積むのが良いのではないか、と私は思います。
やりたいと思いながらもやらなかったことを、のちのち後悔することほど、残念な気持ちになることはない、とも私は感じています。
人生一度きり。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。応援しています!
さて、副業が認められやすい世の中になりつつありますが、
不動産投資、大家業は、副業になるのでしょうか?
最初に、私なりの結論を伝えると、「副業になる」と考えています。
その一番の理由としては、あなたが携わっている仕事内容にもよりますが、
「会社での仕事とは違った世界を知り、社内では出会えないような人と知り合う機会や可能性が広がる」からです。
不動産投資、という言葉で言われることが多いですが、不動産投資は、投資というよりも、賃貸経営、という言葉の方がしっくりくると私は感じています。
すでに、スタートされている方からすれば、
「購入した後は、特にやることがないから、経営している感覚もない」
と言われる方もいらっしゃると思います。
たしかに、賃貸中の不動産を購入して、入居者さんの入れ替わりもなければ、あなたが毎月することは、基本的にはありません。
ただ、この点だけ考えても、すでにあなたは賃貸経営の経営者なのです。
それは、入居者さんとのやりとり、賃料の回収を、賃貸管理を行ってくれる不動産会社に、仕事として「外注(業務委託)する」という判断を下していることになるからです。
つまり、賃料の5%とか、毎月3,000円など、会社による違いはありますが、それを支払って、あなた自身の代わりに、賃貸管理業務をやってもらうことにするかどうかの判断を、購入時にしているのです。
また、個人であれば所得税の確定申告、法人であれば法人税の申告を行うように、収支の報告などを、賃貸不動産の場合は行います。
例えば、株式投資であれば、源泉徴収ありの特定口座内での取引であれば、確定申告は不要ですし、
仮に申告したとしても、区分けは配当所得や譲渡所得になるため、事業という意識にはなりにくいと思います。
その点、賃貸不動産の場合、賃料という売上、固定資産税や減価償却費などの経費を帳簿などにまとめて提出する。
仮にスタートしたばかりで、保有している部屋が1部屋だとしても、提出する不動産所得の書類に変わりはありません(青色、白色の違いはありますが)。
収支管理の帳簿をつけて、税務署へ報告、提出をしている時点で、立派な経営者、副業という事業をスタートしていることになると私は感じます。
その他、
「どのような物件を選ぶか」
→賃貸事業を行っていくために必要な、従業員を採用するようなイメージ。
「自己資金と融資のバランスを考える」
→賃貸不動産を購入する時のローンは、商品名こそ「投資用ローン」などと
名前がついていますが、「物件の収益性」や「あなたがどういう人か」などを
総合的に判断して、「あなたやあなたが行う賃貸事業に融資をして大丈夫か?」
という判断を金融機関はしています。
つまり、賃貸事業に対して、融資を出すか出さないかを検討されているのです。
株式投資をしたいので、お金を貸して欲しい、と金融機関の窓口へ行っても、
貸してもらえる可能性は限りなく低いことを考えて頂くと、イメージしやすいのではないでしょうか?
不動産会社の担当者とのやりとりをはじめ、上記のような金融機関の担当者とのやりとり、
火災保険の加入では保険の担当者、登記に関しては司法書士さんなど、あなたが賃貸経営を始めるときから、すでに様々な社外の方との接点、出会いがあるのです。
税理士さんや弁護士さんとの接点が出る可能性もあります。
また、入居者さんが退去をして空室になれば、次の方に住んで頂く準備をするために、原状回復の清掃などを行う必要もでてきます。
あなた自身でやりますか?それとも、業者さんにお願いしますか?
一見すると不動産投資という言葉から株式投資と同じようなイメージをされる方もいらっしゃるかと思いますが、不動産投資は、「賃貸経営」です。
あなたが、経営者となり、収支の管理や業務を委託するかどうかの判断を下していくことになります。
とは言え、決して難しいことはありません。
いい意味で、やらなくてはいけないことも限られてきまし、仕組化されている部分もありますので、他の事業と比べれば、賃貸経営の経営者には、誰もがなりやすい、と私は考えています。
もし不動産投資、いや賃貸経営に興味はあるけれど、二の足を踏んでいる方がいれば、会社勤めをしている今だからこそ、副業として始めるには有利に働くことも往々にしてあります。
やりたいと思っていたのにやらなかった、と後で後悔しないためにも、賃貸経営の経営者、という会社以外の顔を持ってみるのも良いのではないか?と自分自身の経験からも、私は感じています。
賃貸経営で得た経験が、会社などでの本業にも、プラスの影響をもたらしてくれること。
私自身、勤務時代に感じた点、最後に申し添えておきます。